三成 最後の賭け
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書 名:三成 最後の賭け
著者名 :矢的 竜
出版社名:新潮社
登場人物:石田三成、小西行長
update by 2026/05/10
題名を目にした時、石田三成が一世一代の大博打を仕掛けるという壮大なストーリが頭に浮かんだ。
つまり関ヶ原合戦を深層追求する「伝記」ではと、勝手ではあるが想像して手に取った。
しかし読んでいく中で、物語の基幹部は「朝鮮の役」である。
こちらには大幅にページを用いて、読者に説明をしており、この後へ続く福島正則らとの対立への伏線のためなのか。
ちから強く語られる朝鮮での戦いではあるのだが、何かが物足りない。なんだろうか。
また本書で描かれている三成という人物は、主君である秀吉に従順な奉行というわけではない。、自ら思慮し、筋道を立てた考えを持ち合わせている。
そして衰えが見える天下人秀吉を、陰で制御しているのが三成。
小西行長を盟友とし、また徳川家康を悪役に仕立てているストーリは、少々強引に進めているのかとあらぬ詮索をしてしまった。
なお、三成の武将としての見せ場と勝手に思っている「決戦関ヶ原」。
これに関する記述についてページを割く事は無く、あっさり語るだけにとどまっているのはどうなのだろうか。
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